審美歯科 セラミック編

材料特性  クラウン ラミネートベニア Q&A


セラミックを用いた審美歯科治療のQ&A

Q1: セラミックで治療した歯の色が変わったりしないのですか?

A1: もちろん見た目は変わりません。
     セラミックは化学的にとても安定している材料です。  最初のきれいな歯の色を維持できるからこそ、審美歯科治療に用いられているのです。

 

Q2: セラミックで治療した歯の根元の歯肉が黒くなったりしませんか?

A2: 歯科治療で被せた後に、その辺縁の歯肉が黒くなる原因は金属ですが、二つのシチュエイションが考えられます。

     一つは、被せたさし歯に化学的に不安定な卑金属を使用していると、時間の経過に伴い、金属イオンが溶け出してきて、歯肉が黒くなってしまう場合です。
     もう一つ、さし歯になる場合、その歯の神経を取って金属で土台を立てていることが多いです。  さし歯を作るためにその金属の土台を削る時に、削りカスの
     金属が歯肉の中に迷入してしまい、歯肉が黒くなってしまう場合です。

 

Q3: さし歯の裏側も白くできるのですか?

A3: もちろん、オールセラミッククラウンで治療すれば白くなるのは当然ですね。
     通常のセラミッククラウンの場合は、製作法により金属の見え方が変わってきます。
     裏側の下1/3を金属が表に出る作り方が一般的ですが、着脱用のノブしか金属が見え無いように作ることも可能です。(直径1mmもないぐらいの小さい点状に
     見えるだけです。)  その辺りは、クリニックによって仕方が異なります。
     従って、希望すればどんな場合でも裏側も白くできると言って良いでしょう。

 

Q4: オールセラミックの方が良いって本当ですか?

A4: 金属を使わない(メタルフリー)という考え方からすれば、そうかもしれません。
     しかし、化学的に安定性の高い貴金属を使用していけば、同じことだと思います。

     また、見え方に関しても、通常のセラミッククラウンで十分に自然な感じできれいに仕上げることが出来ます。
     オールセラミックだから、通常のセラミッククラウンよりもきれいに出来るというものではありません。

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セラミックを用いた審美歯科治療の背景となる基本的な事柄について説明しています。