セラミック クラウンの一番の特徴は、気になる歯の色・形・向きなどをほぼ自由に操作することが出来る!ということでしょう。 (噛み合せ等の諸条件により何でも限度というものはありますが・・・)
今よりも小さい歯にしたい!という希望を持っておられる方が結構多いのですが、それも可能です。
もちろん、歯の色や艶といった大事な見た目は、時間が経過しても最初と較べて損なわれることはありません。
その代わりと言ってはなんですが、歯を削る量が多いということが一大欠点でしょう。
神経の活きている歯であれば、その神経を取らなければいけないこともありえます。
作る側の問題ではありますが、製作の際の操作がとても難しく、熟練するのには時間がかかります。
セラミック クラウンの構造的には、裏打ちに金属を使用することが一般的ですが、金属を使わないオールセラミックで対応することも可能です。
裏打ちとして金属を使う場合でも、補強材という意味合いであり、見た目に触れる部分は全てセラミックでカバーされています。
セラミック クラウンを用いた審美歯科治療の流れについて、説明しましょう。
古い差し歯が入っていたり、色・形などのおかしい歯があります
その歯をぐるりと1周、全体に大きく削ります。
斜線部分が削除する所で、その削除量は、1.5mm〜2mm強 といったところでしょう。
削った後が支台歯と言われる状態で、最初と較べるととても小さい歯になっています。
この状態で、型&噛み合わせを採得して模型を作り、セラミッククラウンを製作するステップに入ります。
まず、採った型がきちんと正確に採れていて、作った物が的確に適合しているかチェックして、歯の色を確認します。
次いで、完成一歩前の状態までセラミックを焼き上げて、セラミッククラウンの適合・色・形・噛み合わせetcを確認し直します。
完成して出来上がったセラミック クラウンをお口の中に仮付けして、暫く実際に使って、よく見て、様子を見てもらいます。
OK!が出れば、磨き直して、本付けになります。
*上のステップの中で、どこか悪い所があれば、作り直してでも修正するのは当然のことです。
セラミック クラウンによる審美歯科治療例.1
主訴は、「上の正面の古いさし歯が変色してる上に、根元が黒く見える。 全体に歯の色が黄色い。」
【審美歯科治療前】
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セラミック クラウンによる審美歯科治療例.2
主訴は、「右上の古いさし歯が変色しておかしいし、奥歯の銀歯も気になる。 全体に歯が黄色い。」
【審美歯科治療前】
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セラミック クラウンの審美歯科治療例.3
主訴は、「上の前歯のさし歯が不自然に見える。」
【審美歯科治療前】
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セラミックを用いた審美歯科治療の背景となる基本的な事柄について説明しています。